儒教は、『五常(仁、義、礼、智、信)という徳性を拡充することにより五倫
(父子、君臣、夫婦、長幼、朋友)関係を維持することを教える。』とある。

日本の武士道はこれから来ているという話。
これ元となり日本の教育の根底に慈愛・誠実・勇気・惻隠という要素が
入っている。

だがこれらは情緒的な物で、戦後の「目に見えるものがすべて」
という合理(生産)主義に押され、また核家族化で情緒を担うべき
年寄りと暮らすことが無くなったため希薄になり、悲しいかな現在では
死語と化している。

特に「惻隠(そくいん)の情」が失われたため、いじめがエスカレートしてしまうのだとか・・・
いじめは昔からあったが、昔の子は早い時点で「もうそれくらいにしとけよ」
「それ以上やったら卑怯だよ」「可哀想だよ」という言葉が周りから出ていたんだそうだ。

子供達に早い段階で「慈愛・誠実・勇気・惻隠」ということを教えて行く
ことが日本の未来、ひいては世界平和に繋がるこれが21世紀の
キーワードになっていくだろうというと書かれた本を見つけた。

世はもう21世紀。
事態はさらに悪化しているのではないだろうか?
同じ儒教の国だったはずの中国のあり様はなんだ。
日本があんな厚顔無恥な国に成り果てぬよう、ここは子育ての終わった大人
の皆さんもみんなでがんばりましょう。
この子たちが明日の介護を担うんですから。



なんと言うかわからないが、つる性のような感じで廃屋と化したお隣の棕櫚の木に着いている植物。
園芸種なのか雑草なのかも分からない。赤い実がとても綺麗だったので#59009;